【体験版】近未来的なSFっぽさと剣と魔法が融合したスマートなRPG(英雄伝説 黎の軌跡クロノキセキⅡ)

2022年9月29日発売 © 2022 Nihon Falcom Corporation. All rights reserved.
プラットフォーム:PS4/PS5

日本ファルコムと言われて私が真っ先にイメージするのは「イース」シリーズで、もう数十年前のPCゲーム黎明期からファンタジーゲームを世に送り出している老舗メーカー、というものです。
その日本ファルコムが2022年9月にリリースした英雄伝説 黎の軌跡クロノキセキⅡの体験版をプレイしたので感想をお伝えします。

1 世界観はどちらかというとSFっぽい

ガ、ガラケーですか・・・?

メインキャラクターのビジュアルが剣や杖を構えていたので中世ヨーロッパ的なファンタジーものかなと思っていたんですが、実際の中身は現実世界よりちょっと近未来的な機械文明+剣と魔法の世界という感じです。
「英雄伝説」シリーズについては、タイトル名は忘れてしまったのですが私も昔プレイしたことがあって、もっと王道というか中世ヨーロッパ的なファンタジー世界が舞台だったイメージでした。
しかし、もう20年くらい続いている息の長いシリーズですし今はこういうSFテイストのようです。

2 探索要素は少ないが、その分演出に力が入っている

システム的にはコマンドタイプのいわゆるJRPGの系譜という感触で、街中にしてもダンジョン内にしても探索できる範囲は比較的限定されています。

ただ、その分、会話シーンでのキャラクターの微妙な表情や仕草、ボイス付き場面の多さなど演出には力が入っています
ネタバレ防止のために詳しい内容には触れませんが、ストーリー展開もプロローグで大きな「謎」(いわゆる”フック”)をドーンと提示してくるので、長編アニメを観ているかのような楽しみ方もできそうです。

3 バトルシステムはやや複雑

バトルは、攻撃スキルや回避アクションを駆使するフィールド(アクション)バトルと、ターン制(に近い)コマンドバトルの2つのモードを切り替えながら進めるシステムです。

ただ、フィールドバトルは比較的単調な感じ(対ザコ戦用?)で、大技の演出や範囲攻撃の位置や向きといった戦術を考えるという観点ではコマンドバトルの方が楽しめるように思いました。

この辺は慣れてきて自由自在にモードを切り替えながらバトルを進められるようになれば、フィールドバトルでももっと手ごたえのある戦闘を楽しめるかもしれません。

4 気になった点

主人公を含むメインキャラクターのセリフ(言い回し)が少し独特かなと思いました。
キザっぽいというか、中2っぽいというか、スマートすぎるというか。
「泥臭さや醜さを感じさせないこういうカッコよさもあるよな」というのはわかる半面、少し「わざとらしさが鼻につく」という印象を受ける人もいる気はします。
ただ、登場キャラのそういう「スマートさ」は作品全体を通して一貫していると思いますし、そのスタイルが好きだという人も少なくないでしょうから、「求められているニーズに真正面から応えようとしている」とも感じました。

5 こんな人におススメ

仲間同士の軽口・憎まれ口のやり取りを楽しみながら、王道のJRPGをじっくり楽しみたい人におススメです。

以上、ご参考になれば幸いです。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA