国内案件、海外案件、海外(中国)駐在と、上場企業の法務部での約10年にわたる私の法務マンとしての実務経験を踏まえ、法務マンのキャリア像、スキル特性、実務上のノウハウをまとめた記事をご紹介します。
1 法務マンのキャリア像とスキル特性
2000年代半ば以降、主に弁護士数の増加による弊害(就職難や平均年収の低下)を取り上げて、法務マンを「オワコン」的職業として悲観する論調がありますが、そんなことないと思いますよ?という話です。
法務マンの稼ぎはそんなに悪くないですし、働く場所や環境が変わっても応用が利く普遍性の高いスキルが身に付くと考えています。
法務マンの稼ぐ力
司法試験合格まで10年粘り、法務分野でキャリアを積んできた者からの、法律系の資格取得を目指している方々へのエールです。
結果がどうであれ、必死に努力して獲得した法律知識・勉強スキルは将来必ず活かせます。
法務マンのスキル特性
会社等の組織に属しながら法律を軸に自分のキャリア・スキルを築いていくことのメリットについて、3つのスキル特性(スキルとキャリアの高汎用性、社内失業しにくい、コンサル能力)の観点からまとめました。
2 法務マンの心得
新人法務マンが周りから「頼れるヤツ」と信頼されるための基礎となる心得をまとめました。
契約審査の4つの心得
約10年間、上場企業の法務専任担当者として、海外契約をメインに約1500件ほどの契約審査業務に携わってきた経験に基づき、新人法務マン向けの契約審査の心得を4つのポイントにまとめました。
法務相談対応の3つの心得
約10年間、上場企業の法務専任担当者として、契約書の製本方法から当局調査対応まで様々な社内法務相談案件に携わってきた経験に基づき、新人法務マン向けの法務相談対応の心得を3つのポイントにまとめました。
3 法務マンの業務マニュアル
私の法務マンとしてのノウハウを実践的な業務マニュアルの形でまとめています。
秘密保持契約
秘密保持契約は簡単で短い契約が多いものの、ビジネスを始めるにあたり最初の一歩となる重要な契約。
そこで、秘密保持契約の実務上の基本を踏まえたうえで、契約審査のポイントを10個にまとめて解説しました。
以上