ゲーム|【ファミコン】ゲーム出荷本数 上位タイトルの推移(日本国内 1983年7月~1992年2月)

ファミコンといったら「マリオとドラクエと野球ゲーム」

小学生が友だちの家に集まってファミコンで盛り上がり、そこの家のお母さんに「いいかげん外で遊んで来い」とキレられる、なんて日常がただただ懐かしい。

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図表 

FC国内タイトルの出荷本数トップ10(BCR)

グラフを読み込んでいます…

読解

> 序盤

ファミコンは、初期から一貫して、実在する娯楽(ボードゲーム、スポーツ)の再現や、既存のアーケードゲーム(マリオブラザーズなど)の移植が目立ちます。

特に、ファミコン登場直後は、野球、麻雀、ゴルフ、テニスなどが目立ちますね。


> 中盤

ただ、「スーパーマリオブラザーズ」(1985年9月)の歴史的な大ヒット以降、ファミコンオリジナルの いわば “テレビゲームらしいゲーム” が徐々に増え始め、「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」(1987年1月)がスーマリに続いて大ヒット。


> 終盤

また、初期の「ベースボール」(1983年12月)から、「プロ野球ファミリースタジアム」(1986年12月)シリーズ、「燃えろ!!プロ野球」(1987年6月)と、ファミコン末期以外は堅実にランクインしてくる野球ゲームが印象的です。

小学生が、放課後、友だちの家に集まって “ファミスタ大会” で盛り上がる(そして、そこの家のお母さんに「いいかげん外で遊んで来い」とキレられる)、なんて日常が日本全国で繰り広げられていたことでしょう。

自分の子供時代が思い出されて、ただただ懐かしい・・・。

補完

注記

図表タイプ

バーチャートレース(Bar Chart Race、BCR)


対象期間

1983年7月から1992年2月まで


情報源

◆任天堂タイトル:決算資料(IRライブラリー)、主要タイトル販売実績
◆スクエニタイトル:決算資料(IRライブラリー)、「ついに動き始めたSQUARE5大新作」(GameWalker 1998 September No.48より)
◆カプコンタイトル:決算資料(IR資料室)、ミリオンセールスタイトル
◆その他タイトル:2021 CESAゲーム白書、2023 CESAゲーム白書
(なお、「CESAゲーム白書」は完全リニューアルされ、2024年度から「CESAゲーム産業レポート」として刊行)


略称表記

各ゲームタイトルのバーをタップするか、マウスホバーしていただくと、そのゲームの正式名称・対象コーンソール・発売日が表示されます(ツールチップ機能)。


その他

本記事では「ディスクシステム」のタイトルも、「ファミコン」タイトルに含まれるものとして扱っています。

また、あくまで当ブログが、一般に公開されている情報を集めて「出荷本数データ」として集計しているにすぎません。日本国内で販売され、流通したすべてのゲームタイトルを網羅しているわけではない点につき、ご了承ください。

各タイトルごとの月間の売上本数も、そのすべてを第三者が正確に把握することは不可能なので、当ブログが考える「ゲームソフトの売れ行きに関する一定の基準」で調整しているデータが含まれます。

なので、もし上記の「(4)情報源」以外に一般的に閲覧できる良い時系列データがあれば、ぜひコメントなどで教えてほしいです。

以上

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