据置機も携帯機も、なんとなくゲームに行き詰まり感や尻すぼみ感が漂った2000年代。
人気シリーズであっても続編が1作目を越えられないタイトルが多く、ゲーム業界が一番沈んでいた時期かもしれません。
図表
読解
プレイステーション2/ゲームボーイアドバンス/ニンテンドーゲームキューブ 国内トップ10
FF7(1997年1月)以降、プレイステーションが一気に勢いづき、そのまま21世紀へ。
> 据置機の情勢
まず、2000年代前半も据置機はやはりプレイステーション2が優勢で、ニンテンドーゲームキューブから唯一国内トップ5入りをしたのは「大乱闘スマッシュブラザーズDX」(2001年11月)のみ。
それじゃあ「プレイステーション2タイトルが売れていたのか?」というとそういうわけでもなく、据置機タイトルの勢いは全体的にイマイチといわざるを得ないでしょう。
> 携帯機の情勢
また、携帯機のゲームボーイアドバンスも国内でのミリオンセラーは4タイトルにとどまっており、旧世代機の「ゲームボーイ」(国内ミリオンセラーは18タイトル)に遠く及びません。
> 私見
ちなみに、私はこの時期は司法試験浪人だったこともあり、ほとんどゲームに触れる機会はありませんでした。
ただ、ゲーム界隈の外から何となく見聞きしていた “元ゲーマー” としての印象は次のようなものでした。
- 据置機のゲームはどこかで見たことのあるシリーズものばかりで、イマイチぱっとしないなあ(マンネリ気味じゃね?)
- 任天堂はすっかり携帯ゲーム機専門になっちゃったなあ
ということで、据置機でも携帯機でも、この2000年代前半が一番ゲーム業界が沈んでいた時期だったかもしれません。
補完
注記
図表タイプ
バーチャートレース(Bar Chart Race、BCR)
対象期間
2001年01月から2008年3月まで
情報源
◆任天堂タイトル:決算資料(IRライブラリー)、主要タイトル販売実績
◆スクエニタイトル:決算資料(IRライブラリー)
◆カプコンタイトル:決算資料(IR資料室)、ミリオンセールスタイトル
◆その他タイトル:2021 CESAゲーム白書、2023 CESAゲーム白書
(なお、「CESAゲーム白書」は完全リニューアルされ、2024年度から「CESAゲーム産業レポート」として刊行)
略称表記
各ゲームタイトルのバーをタップするか、マウスホバーしていただくと、そのゲームの正式名称・対象コーンソール・発売日が表示されます(ツールチップ機能)。
その他
あくまで当ブログが、一般に公開されている情報を集めて「出荷本数データ」として集計しているにすぎません。日本国内で販売され、流通したすべてのゲームタイトルを網羅しているわけではない点につき、ご了承ください。
各タイトルごとの月間の売上本数も、そのすべてを第三者が正確に把握することは不可能なので、当ブログが考える「ゲームソフトの売れ行きに関する一定の基準」で調整しているデータが含まれます。
なので、もし上記の「情報源」以外に一般的に閲覧できる良い時系列データがあれば、ぜひコメントなどで教えてほしいです。
以上
ガッツの夜明け 