【プレイステーション2、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーゲームキューブ】国内出荷本数 上位5タイトルの推移(2001/01 – 2007/10)【BCR】

プレイステーション2、ゲームボーイアドバンス、ニンテンドーゲームキューブタイトルの国内出荷本数Top5についてバーチャートレースを作成しました。

据置機でも携帯機でもこの2000年代前半が一番ゲーム業界が沈んでいた時期かもしれません。

1 うごくグラフ(1分5秒)

【PS2/GBA/GC】国内上位5タイトルの出荷本数推移(バーチャートレース形式)
フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp

1997年1月のFF7以降、プレイステーションが一気に勢いづいたまま21世紀に入り、据置機も携帯機もさらなる後継モデル(PS2、GBA、GC)の時代に入ります。

まず、2000年代前半も据置機はやはりプレイステーション2が優勢で、ニンテンドーゲームキューブから唯一国内トップ5入りをしたのは「大乱闘スマッシュブラザーズDX」(2001年11月)のみ。

ただ、それじゃあ「プレイステーション2タイトルが売れていたのか?」というとそういうわけでもなく、据置機タイトルの勢いは全体的にイマイチといわざるを得ないでしょう。

200万本を超えたのはFF・ドラクエのナンバリングタイトルのみ。

もちろん、「キングダム ハーツ」シリーズ「真・三國無双シリーズ」シリーズが着実にミリオンセラーを越え、新たに人気シリーズの仲間入りを果たしたのは間違いありません。

しかし、「グランツーリスモ」シリーズ「みんなのGOLF」シリーズなどに見られるように、人気シリーズではあっても続編が1作目を越えられないタイトルが多く、なんとなく据置機タイトルに行き詰まり感や尻すぼみ感が漂っているようにも見えます。

また、携帯機のゲームボーイアドバンスも国内でのミリオンセラーは4タイトルにとどまっており、旧世代機の「ゲームボーイ」(国内ミリオンセラーは18タイトル)に遠く及びません。

それでも、携帯機を中心に展開していた「ポケモン」シリーズゲーム業界の停滞感なんかどこ吹く風 と言わんばかりのさすがの勢いです。

「ポケモン」やっぱり別格というか、日本人ってこんなにポケモン好きだったんですねぇ・・・

ちなみに、当ブログ主はこの時期は司法試験浪人だったこともあり、ほとんどゲームに触れる機会はありませんでしたが、ゲーム業界を何となく外野から見聞きしていた印象としては、「任天堂はすっかり携帯ゲーム機専門になっちゃったなあ」「据置機のゲームはどこかで見たことのあるシリーズものばかりで、イマイチぱっとしないないなあ(マンネリ気味じゃね?)」と感じていた記憶があります。

まとめると、据置機でも携帯機でもこの2000年代前半が一番ゲーム業界が沈んでいた時期といえるかもしれません。

2 注記

(1)グラフ形式

バーチャートレース(Bar Chart Race、BCR)

(2)期間

2001年1月から2007年10月まで

(3)略称一覧

GT3 A:グランツーリスモ3 A-spec
FF10:ファイナルファンタジー X
みんGOLF3:みんなのGOLF3
真三國無双2:真・三國無双2
スマブラDX:大乱闘スマッシュブラザーズDX
キンハー:キングダム ハーツ
ポケモンR/S:ポケットモンスター ルビー・サファイア
FF10-2:ファイナルファンタジー X-2
ポケモンF/L:ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン
DQ8:ドラゴンクエストVIII 空と海と大地と呪われし姫君
ポケモンE:ポケットモンスター エメラルド
DQ5:ドラゴンクエストV 天空の花嫁
FF12:ファイナルファンタジー XII
スーマリmini:ファミコンミニ スーパーマリオブラザーズ
キンハー2:キングダム ハーツ II
GT4:グランツーリスモ4
真三國無双4:真・三國無双4

(4)情報源

スクエニ
CESA
  • 2021 CESAゲーム白書
  • 2023 CESAゲーム白書
    (なお、「CESAゲーム白書」は完全リニューアルされ、2024年度から「CESAゲーム産業レポート」として刊行予定)

(5)その他

あくまで当ブログ主が、一般に公開されている情報を集めて「出荷本数データ」として集計しているにすぎません。

日本国内で販売され、流通したすべてのゲームタイトルを網羅しているわけではない点につき、ご了承ください。

なので、もし上記の「(4)情報源」以外に一般的に閲覧できる良い時系列データがあれば、ぜひコメントなどで教えてほしいです。

また、各タイトルごとの月間の売上本数も、そのすべてを第三者が正確に把握することは不可能なので、当ブログ主が考える「ゲームソフトの売れ行きに関する一定の基準」で調整しているデータが多数含まれます。

あくまで「売上レースっぽい雰囲気を楽しむもの」とご理解いただければと思います。

以上、ご参考になれば幸いです。

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