FF14を始めたらすぐに済ませた方が良いUI設定に関して、今回はホットバーへのキーバインド設定例について解説していきます。
ゲームパッド(コントローラー)でプレイする人にはあまり関係ありません。
マウス&キーボード(左手デバイス)派にとって重要な設定になります。
1 使えるキーバインドがわからない・・・
マウス&キーボード派の方でこんな悩みを抱えたことはないでしょうか?
- なぜか別のボタン(別のスキル)が入力される
- なぜか突然チャット入力に切り替わってスキルを打てなくなる
- なぜか突然別のウィンドウが立ち上がってゲーム画面が見れなくなる、など
何となく察している方もいると思いますが、その原因はおそらくホットバーへ割り当てたキーバインドが、FF14内の特定の機能へのショートカットキーや、Windowsでデフォルトで設定されているショートカットキーと被っているためであることがほとんどだと思います。
私も最初はよく確認せずに適当なキーバインド設定をしていたため、上記のような現象がちょいちょい起きて、いちいちゲームプレイが中断されるのに萎えていました。
そして、キーバインド設定を改善しようにも、ゲームプレイ中は色々なボタンを連打しているので、どのキーバインドがバッティングしているのかが後から検証しにくいんですよね。
ということで、使えるキーバインド=ゲーム内およびWindowsのショートカットキーとバッティングしない(であろう)キーの組み合わせを一覧でまとめてみました。
2 キーバインド設定例
(1)一覧表
まずは結論からということで、下記表の赤字部分がデフォルト設定からの変更箇所です。
ちなみに、バッティングなしのキー組み合わせは現実的にはホットバー3まで(36個分)が限界かなぁと考えています。
ホットバー1 | キーバインド |
---|---|
スロット1 | 1 |
スロット2 | 2 |
スロット3 | 3 |
スロット4 | 4 |
スロット5 | 5 |
スロット6 | 6 |
スロット7 | 7 |
スロット8 | 8 |
スロット9 | 9 |
スロット10 | 0 |
スロット11 | – |
スロット12 | ^ |
ホットバー2 | キーバインド |
---|---|
スロット1 | Alt+F1 |
スロット2 | Alt+F2 |
スロット3 | Alt+F3 |
スロット4 | Alt+U |
スロット5 | Alt+I |
スロット6 | Alt+O |
スロット7 | Alt+[ |
スロット8 | Alt+F4※ |
スロット9 | Alt+F5 |
スロット10 | Alt+G |
スロット11 | Alt+J |
スロット12 | Alt+K |
ホットバー3 | キーバインド |
---|---|
スロット1 | Alt+; |
スロット2 | Alt+: |
スロット3 | Alt+Z |
スロット4 | Alt+V |
スロット5 | Alt+N |
スロット6 | Alt+M |
スロット7 | Alt+, |
スロット8 | Alt+. |
スロット9 | Alt+/ |
スロット10 | Alt+\ |
スロット11 | Alt+Shift+, |
スロット12 | Alt+Shift+. |
(2)キーバインド設定の考え方
以下、備忘録として注意点をまとめています。
(読まなくても問題ないと思います)
快適なプレイのためには、キーバインド設定の際に下記の①~③の注意点を考慮する必要があります。
デフォルトの設定ではホットバー2の各スロットへの割り当てが「Ctrl+1、Ctrl+2、・・・」となっており、これはホットバー1のキー設定に「Ctrlキー」を付加しただけとなっています。
これが意外と罠になっているんですよ。
例えば、
「ホットバー2のスロット1」に設定した「Ctrl+1」(のキー)を押す
→その直後に「ホットバー1のスロット6」に設定した「6」(のキー)を押す
この場合、PC側が「『ホットバー2のスロット6』に設定した『Ctrl+6』が押された」と認識するケースがあるようで、ゲーム中に「(『6』に割り当てた)あのスキルを押したのに、なんで別のスキルが発動してるんだよ~??」という事態が頻繁に発生します。
私が使用していたLogicool社のG13とG600のみの問題の可能性もありますが、おそらくボタン連打により、先行入力「Ctrl+1」の「Ctrl+」をシステムが認識した直後に後続入力「6」が押されることで、結果的にPC側では「Ctrl+6」と認識されるのではと考えています。
この考えが正しければ、同じ事象が他のデバイスでも発生する可能性はありそうです。
したがって、ホットバー1から3までの36個分のキー組み合わせについて「『ホットバー1のキーバインド』に単純に『Ctrl+』や『Alt+』を組み合わせて36通り作る」というのは極力避ける必要があります。
次に、ゲームマニュアル| FINAL FANTASY XIV, The Lodestoneを見ると、FF14では「Ctl+アルファベット」と「Alt+アルファベット」のキー組み合わせに関して、すでにゲーム内のショートカットキーとして設定されているものが多いことがわかります。
そのため、「Ctl+アルファベット」と「Alt+アルファベット」のキー組み合わせもできるだけ避ける必要があります。
さらに、「Ctl+アルファベット」はWindowsのショートカットキーとしても多用されています。
したがって、上記②と合わせて考えると「Ctl+アルファベット」の組み合わせをFF14のキーバインド設定として使用するのは諦めた方が無難です。
<Windowsのショートカットキーの例>
・Ctrl + A すべてを選択
・Ctrl + C 選択した項目をコピー
・Ctrl + N 新規ウィンドウを開く/ファイルを作成
・Ctrl + O ファイルを開く
・Ctrl + P 印刷画面を表示
・Ctrl + S ファイルを保存
・Ctrl + V 切り取り、コピーした項目を貼り付け
・Ctrl + W 表示中のファイルやアプリを閉じる
・Ctrl + X 選択した項目を切り取り
・Ctrl + Y 元に戻した操作をやり直す
・Ctrl + Z 操作を元に戻す
上記の注意点①~③を踏まえて設定したキーバインドが、(1)の一覧表になります。
(3)ターゲットキー設定の注意点
実はもう1つ注意しなければならない現象があり、それはWindows 10のショートカットキーとして使用される「Alt+Tab」に起因するアプリやウィンドウの切り替え現象です。
(1)の設定例では、ホットバー2以降が全部「Altキー」との組み合わせになります。
そして、FF14のターゲット操作のデフォルトキーとして「Tabキー」(一番近い敵から順にターゲット・順送り)が設定されています。
ここで何が起きるかというと、例えば「Alt+(何かのキー)」を割り当てているボタンを押した後、すぐにターゲット切り替え(Tabキー)を実施すると、PC側で「Alt+Tab」と認識されて「アプリやウィンドウが切り替わる(=別ウィンドウが立ち上がってFF14の画面が映らない/操作できない)」という現象がそれなりの頻度で発生します。
上記(2)①と類似の現象ですね。
この現象を防止するための対策として、私はFF14側のデフォルトキー設定を変更し「F9キー」(デフォルト設定は「自分のペットをターゲット」)を「一番近い敵から順にターゲット・順送り」に割り当て直しています。
さらに、「Shift+Tab」が「一番近い敵から順にターゲット・逆送り」にデフォルトで設定されていますが、「Shift+Tab」でも「アプリやウィンドウが切り替わる現象」の発生が確認できたので、私は念のため「逆送り」のキー割当てはなし(空欄)にしています。
(4)「パーティメンバー」のショートカットキー”O”
暁月(パッチ6.0)に入ってからなのですが、ゲーム内で「パーティメンバー」リストの呼び出しショートカットキーとして設定されている”O”と、上記キーバインド設定例「ホットバー2:スロット6」の”Alt+O”がバッティングするようになりました。
(バトルコンテンツ中に、意図せずにパーティメンバーリストが表示されてしまう)
なので、私は「パーティメンバー」のショートカットキーは「設定なし」(削除)に変更しています。
漆黒(パッチ5.x)までは見なかった現象なのでこの症状の原因はイマイチ不明ですが、とりあえずの対策案として記載しておきます。
(5)「WASD移動操作」への変更に伴うキーバインド見直し
2021年12月末に私が使っていたG13(左手デバイス)のジョイスティックが不調になり、年明けすぐにお亡くなりになりました。
もう4年半使っていたので限界だったのでしょう。
そのため、2022年1月からキーボードによる「WASD移動操作」へ移行しました。
この変更に伴い、以下のキーバインドを見直しています。
なお、上記「(1)一覧表」には下記の見直し後のキーバインド設定例を反映済みです。
(以下の内容は特に読まなくても問題ないと思います)
- 「WASD移動操作」(QとEのストライフ移動含む)と競合する場合は、「WASD(とQE)=移動操作」の割り当てを優先
- 下記折り畳み中の「見直し後のキーバインド」と「(デフォルトの)ショートカットキー」が競合する場合は「見直し後のキーバインド」を優先し、一部のショートカットキーを「設定なし」(削除)への変更
具体的な変更箇所は下記のとおりです。
なお、下記内容は前述の通り「(1)一覧表」で変更箇所は反映済みなので、そちらを見てもらった方が混乱しないと思います。
◆ホットーバー2の変更点(ホットバー1と3は変更なし)
見直し前 | 見直し後 | |
---|---|---|
スロット1 | Alt+Q | Alt+F1 |
スロット2 | Alt+W | Alt+F2 |
スロット3 | Alt+E | Alt+F3 |
スロット8 | Alt+A | Alt+F4 |
スロット9 | Alt+D | Alt+F5 |
◆「パーティリストの1~5をターゲット」の”F1~F5”を「設定なし」(削除)への変更
※「システムメニュー」→「キーバインド設定」→「ターゲット」タブから変更できます。
◆「ジャーナル」のショートカットキー”J”の「設定なし」(削除)への変更
※「システムメニュー」→「キーバインド設定」→「ショートカット」タブから変更できます。
◆「Sayチャット一時切り替え」のショートカットキー”Alt+A”の「設定なし」(削除)への変更
※「システムメニュー」→「キーバインド設定」→「チャット」タブから変更できます。
見直しの理由ですが、私の環境では「見直し前」のキーバインド設定のままだと、WASD移動しながらスキルを打つときに「一瞬立ち止まる」という挙動が発生しました。
おそらくですが、例えば「”W” を押下中(前進中)に “Alt+W” (スロット2)のスキルを打つ」場合、システム的に「”W” と”Alt+W”という 『別々のキー』が『同時に』押されている」という処理(判定)ができない(実際には”W”を押し続けているのに、「いったん”W”キーが離され、改めて”Alt+W”が押された」と判定される)のではと考えています。
3 設定方法
ということで、意外と避けなければならないトラップが多いので、具体的な設定手順についても以下にまとめました。
(1)各スロットへのキー割り当て
画像右下の赤枠で囲った中のローマ数字「XIV」をクリックします。

システムメニューの一覧から「キーバインド変更」を選択します。

キーバインドメニューの中から「ホットバー」タブを選択します。

赤枠で囲った部分で各ホットバーのスロットにキーを割り当てていきます。

上記「2 キーバインド設定例」に従い、キーバインド設定をして行けば、バッティングのないキー設定が完了します。
(2)ターゲット送りのデフォルトキー変更
画像右下の赤枠で囲った中のローマ数字「XIV」)をクリックします。

システムメニューの一覧から「キーバインド変更」を選択します。

- まずキーバインドメニューの中から「ターゲット」タブを選択します(①)。
- 次に、「一番近い敵から順にターゲット:順送り」のキー設定を「F9キー」に変更し、「一番近い敵から順にターゲット:逆送り」と「自分のペットをターゲット」のキー設定を空欄(キー割り当てなし)に変更します(②)。

下記画像の赤枠のように変更できていれば設定完了です。
「適用」ボタンを押すのをお忘れなく!

4 まとめ
FF14では、ジョブ固有のスキル以外にも、各ロール共通のロールアクション、スプリント、ジャンプ、リミットブレイク、コンテンツアクションなどなど、最終的に30~40種類程度のアクションを使い分けていくことになります。
初心者の方にとっては「げ!?そんなにたくさんあるのかよ・・・」と思うかもしれませんが、始めたばかりの頃は使えるアクションの数も少なく、レベルの上昇にともなって順次アクションが解放されていくので、アクション数の多さには自然と慣れていくと思います。
ただ、私はゲームパットの限られたボタンを使い分けて、30~40種のアクションを使いこなす自信がなかったので、なるべくボタンとアクションが一対一対応になるマウス&キーボードでプレイすることにしました。
そして、この「一対一対応」のメリットと引き換えとして、「バッティングのないキーアサイン」をしないと既存のショートカットキーとの競合が発生して円滑なプレーが阻害される可能性があります。
なので、私と同じ「マウス&キーボード(左手デバイス)派」の方にとって、本記事のキーバインド設定例が参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上


