FCタイトルの国内出荷本数Top5についてバーチャートレースを作成しました。
ファミコンといったら「マリオとドラクエと野球ゲーム」という感じで、懐かしさに浸れるランキングです。
1 うごくグラフ(1分20秒)
【ファミコン】国内上位5タイトルの出荷本数推移(バーチャートレース形式)
フリーBGM・音楽素材MusMus https://musmus.main.jp
なお、「ディスクシステム」のタイトルも、「ファミコン」タイトルに含まれるものとして扱っています。
ファミコンは、初期から一貫して実在する娯楽(ボードゲーム、スポーツ)の再現や、既存のアーケードゲーム(マリオブラザーズなど)の移植が目立ちます。
ただ、「スーパーマリオブラザーズ」(1985年9月)の歴史的な大ヒット以降、ファミコンオリジナルの いわば “テレビゲームらしいゲーム” が徐々に増え始め、「ドラゴンクエストII 悪霊の神々」(1987年1月)がスーマリに続いて大ヒット。
そして、「ドラゴンクエストIII そして伝説へ・・・」(1988年2月)以降、やはり昭和の日本では “ファミコンといったら「マリオとドラクエ」” といった様相のランキングですね。
また、初期の「ベースボール」(1983年12月)から、「プロ野球ファミリースタジアム」(1986年12月)シリーズ、「燃えろ!!プロ野球」(1987年6月)と、ファミコン末期以外は堅実にランクインしてくる野球ゲームが印象的です。
小学生が、放課後、友だちの家に集まって “ファミスタ大会” で盛り上がる(そして、そこの家のお母さんに「いいかげん外で遊んで来い」とキレられる)、なんて日常が日本全国で繰り広げられていたことでしょう。
自分の子供時代が思い出されて、ただただ懐かしい・・・。
2 注記
(1)グラフ形式
バーチャートレース(Bar Chart Race、BCR)
(2)期間
1983年7月から1992年2月まで
(3)略称一覧
マリオBros. :マリオブラザーズ
スーマリ:スーパーマリオブラザーズ
エキサイトB:エキサイトバイク
スーマリ2:スーパーマリオブラザーズ2
初代ゼルダ:ゼルダの伝説
ファミスタ:プロ野球ファミリースタジアム
DQ2:ドラゴンクエストII 悪霊の神々
DQ3:ドラゴンクエストIII そして伝説へ・・・
スーマリ3:スーパーマリオブラザース3
燃えプロ:燃えろ!!プロ野球
ファミスタ87:プロ野球ファミリースタジアム’87
ファミスタ88:プロ野球ファミリースタジアム’88
DQ4:ドラゴンクエストIV 導かれし者たち
FF3:FINAL FANTSY III
Dr.マリオ:ドクターマリオ
ファミジャン:ファミコンジャンプ 英雄列伝
(4)情報源
- 決算資料(IRライブラリー)
- 主要タイトル販売実績
- 決算資料(IRライブラリー)
- 決算資料(IR資料室)
- ミリオンセールスタイトル
- 2021 CESAゲーム白書
- 2023 CESAゲーム白書
(なお、「CESAゲーム白書」は完全リニューアルされ、2024年度から「CESAゲーム産業レポート」として刊行予定)
(5)その他
あくまで当ブログ主が、一般に公開されている範囲の情報を集めて「出荷本数データ」として集計しているにすぎません。
日本国内で販売され、流通したすべてのゲームタイトルを網羅しているわけではない点につき、ご了承ください。
なので、もし上記の「(4)情報源」以外に一般的に閲覧できる良い時系列データがあれば、ぜひコメントなどで教えてほしいです。
また、各タイトルごとの月間の売上本数も、そのすべてを第三者が正確に把握することは不可能なので、当ブログ主が考える「ゲームソフトの売れ行きに関する一定の基準」で調整しているデータが多数含まれます。
そのため、あくまで「売上レースっぽい雰囲気を楽しむもの」とご理解いただければと思います。
以上、ご参考になれば幸いです。