「黄金編」の物語はいったん区切りを迎え、 今後の展開につながる要素は「鍵」と「ウィンタラー」に絞られた。
7.0以降のストーリーが合った人も合わなかった人も、心機一転して次の展開へ備えよう。
文章だけですが、物語の核心部分のネタバレがあり、7.3クリア済みの方を想定しています。
未クリアの場合はブラウザバック推奨です。
1 綺麗サッパリな決着?
あれ?
パッチ7.2で「ヴィラン」(カリュクス)が登場し、新章のテーマ(記憶の物語?)も見えはじめて、いよいよ物語が本格的に動き出すぞ・・・(ゴクリ)。
と、思っていたんですが、7.3でやけに綺麗に決着しましたね・・・。
また、武王・理王ともに不在となり混迷を極めていたアレクサンドリア連王国に関しては、まず、武王の王権を継承したグルージャは、亡き2人の父のように強くなるべくトライヨラ勇連隊へ志願し、いったんアレクサンドリア離れることに。
スフェーンは、死への不安と恐怖に直面した民を励まし勇気づけたことで素性が公となるものの、奇しくもそれによって民の精神的支柱となることが証明され、結局、新理王として推戴されることに。
ということで、新生アレクサンドリア連王国の再建への道筋がつき、直近の伏線(カリュクスが死の恐怖を煽っていた理由、新システムの永遠人とは何なのか?、砂になった遺体の謎など)はもろもろきれいに回収されました。
残ったネタと言えば、新たな敵「ウィンタラー」とその目的(「鍵」を求める理由=記憶や魂資源の利用?)あたりでしょうか。
ただ、カリュクスの格落ち化により、「カリュクスの目的≠ウィンタラーの目的」となりそうな予感なので、新章のテーマが「記憶の物語か?」というのもわからなくなってきました。
とにかもかくにも、賛否両論だった(どちらかというとネガティブな意見が多かった?)「黄金編」がいったん区切りを迎え、プレーヤーとしては心機一転の機会となります。
2 7.3以降の展望
(1)諸々いったんリセット
7.0から始まった物語としてはいったん綺麗な決着を迎えたことで、今後の展開については白紙に戻ったように感じました。
「ウィンタラ―」も、組織名のお披露目以外はアシエンっぽいローブ姿の人物がチラっと映っただけで、正直、何も明かされていないに等しい。
カリュクスもてっきり8.0の中ボス~ラスボス辺りになるのかなと予想していたのですが、あっさり決着がつくどころか、わりと明確に「ヒカセンより格下」みたいな描写がされて意外でした。
せいぜい8.0のIDボスくらいの格かな?
また、アレクサンドリア王族の存在自体も、「永遠人の先王スフェーン(理王)と、異世界人のゾラージャ(武王)」の連王体制によってすでに形骸化もしくは崩壊している印象でした。
なので、スフェーンは何となく暁へ加入した方がいいんじゃないかと思ってたんですよね。
今後の展開はどうなるんだろう?
素直に考えると、既存の暁メンバーではヤシュトラ、グラハ、クルルは引き続き出番が多そうです。
逆に、アルフィノとアリゼーは「ガレアン人の復興支援」というのが現在の目的のはずなので、7.4以降はフェードアウトしていくのかな?
サンクレッド、ウリエンジェ、エスティニアンは遊軍的立ち位置なので、ユーティリティ選手(もしくはスーパーサブ)としてスポット的に使う感じですかね。
暁メンバーの扱いはどうやっても賛否が割れるでしょうが、個人的にはサンクレッド・ウリエンジェ・ヤシュトラ・エスティニアンの大人組はフェードアウトさせ、アルフィノ・アリゼー・グラハ・クルルの若者組?と新キャラで展開していくのがバランスが良さそうに思います。
(2)原点回帰の要素
今回、ハイデリン・ゾディアーク編の遺産ともいうべき要素が登場(復活?)しました。
- カリュクスは「死への恐怖」(死を忌避し遠ざけたいという想い)と第9世界に溢れる雷属性の「エーテル」を材料として、蛮神召喚の術式(世を混沌と破壊に陥れるためにアシエンが広めた術式)とイデア(古代人の創造魔法の設計図)を使って「永遠の闇」を召喚。
- 当然、カリュクスがこれらの知識を有することについて、未登場のアシエン(転生組)の関与が疑われるところ、最後にアシエンと思しきローブの人物をチラ見せ。
正直、テンパード化への治療法の確立や、エーテル放射の影響を無効化する護符の存在など、「蛮神」自体はかつてのような絶対的な脅威ではなくなっているので、個人的には若干マンネリかなあと感じる部分もあります。
ただ、ドラゴン族やオメガ(オミクロン族)、イヴァリースのアルテマ(白聖石)関連などなど、星系外からの脅威といったネタもやり尽くしている感はあるので、仕方がないかもしれません。
また、「FF14といえば『蛮神』と『アシエン』」と言っても過言ではないですし、未登場のアシエンの活用や強敵登場の説得力という点では、原点回帰として肯定的に評価することも可能でしょう。
「死への恐怖」という誰もが持つ根源的な恐怖を、「何百年という長期間にわたって『死』を疑似的に遠ざけてきた人々が、何の準備もなく突如として『死』に直面せざるをえなくなったときの恐怖」に置き換えた点は、「蛮神」の強さを裏付ける設定としては1つのアイデアというか、上手い落としどころだと思いましたし。
(3)消化不良の要素
7.0ではゾラージャの意味不明さが鮮烈だったこともあり、その背景(父子・家族関係や狂気の真因など)が十分深堀りされなかったのは、個人的には消化不良に感じました。
7.1でグルージャの母と出生の経緯については明らかにはなりましたが、結局、ゾラージャの言動は不可解なままでしたし。
新生~蒼天のラハブレアの狂気(ひたすら「世に破壊と混沌をバラまきたい」みたいな言動)について、その背景が暁月レイドの万魔殿パンデモニウムで語られたように、ゾラージャの狂気についても、いつか将来のサイドストーリーで回収されることに期待したいです。
いずれにせよ、継続サービス型オンラインゲーム特有の臨場感と熱気は実装時がいちばん強いので、「一期一会」「一度きりの瞬間」を目いっぱい楽しんでいきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
以上