ゲームで12㎏ダイエットしたので、ゲーマーの健康管理についてもう少し深く考える

ゲームを利用して1年半で12㎏の減量に成功したもののマンネリ化してきたので、今後の人生でより長くゲームを楽しむため、もう少し解像度を上げてゲーマーの健康管理について整理しました。

はじめに

以下の画像は2021年9月から2022年12月までの私の体重と体脂肪率(いずれも月平均)の推移です。

上記画像はスマホアプリの記録。

「2022年12月(3週間ちょっと)の平均」としてはまだ62.25㎏ですが、今月(12月)に入ってから体重が62㎏を切る日も出るようになり、今週(4週目)は61.8~62.0㎏の間をウロウロしている感じです。
2021年6月に中国から日本に帰国したときは74.2㎏だったので、とりあえず1年半で12㎏の減量に成功したことになります。

2021年6月に上海から日本へ帰国後、ゲームを楽しみながら半年ほどで10㎏減量できたので、ゲームレビューも兼ねてまとめました。


ただ、これまで体重60㎏を目標に減量してきましたし、その過程で身に付いた運動の習慣も止めるつもりはないのですが、いかんせん自分の中で飽きとかマンネリ化してきた感があります。

「続・ゲームで10㎏ダイエットしてみた」でも書いたように、「肥満でもなく、メシも旨い」という今の状況で「これ以上の減量が果たしてどれほど必要なのか?」というモチベーションの問題は常に付きまといます。

2021年7月初旬から減量を開始し、10㎏の減量を達成したのが2021年12月末。

その後さらに半年経過したので、この半年間の状況を振り返ってみました。

そうは言っても、我々ゲーマーは油断するとすぐ運動不足になります。
冒頭の画像の中で2022年8月から10月にかけて体重も体脂肪率も上昇しているのは、FF14の「パンデモニウム零式・煉獄編」の攻略で忙しくて運動を怠っていたためです。
人生100年時代とも言われますし、人生(ゲーム)を楽しむという目的のためには健康寿命をできるだけ伸ばすのが重要なのは言うまでもありません。

ということで、これまでの「体重を減らす」という大雑把な目標を見直し、もう少し解像度を上げてゲーマーの健康管理を考えたいと思います。

具体的には①体重以外の管理項目②今後の実施項目の見直しです。

1 身体(主に体重と内臓脂肪の管理)

(1)管理項目

a. 体重

体重は様々な健康指標を算定するための基礎数値となることが多いですし、家庭用の体重体組成計でも十分正確に計測できる項目でしょう。

なので、当然これまでと同様に日々記録して行きます。

ただ、今後は次のBMIを重視するので目標体重は61㎏

b. BMI

「Body Mass Index/ボディ・マス指数/体格指数」です。

計算式はBMI = [体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]。

厚生労働省のe-ヘルスネットによると「BMIが22になるときの体重が標準体重で、最も病気になりにくい状態」とされています。

なので、計算式を変形すると「標準体重 =[身長(m)の2乗]×22」になり、私の身長を式に当てはめると標準体重=約61㎏になるため上記のように目標体重を61㎏に変更しました。

BMIは身長と体重から一義的な解(数値)を計算できるので体重管理と本質的には変わらないですが、まあ何の根拠もなく適当に「キリがいいから60㎏」と言っているよりはモチベーションが保てるでしょう。

なお、私がこれまで体重と一緒に記録してきた「体脂肪率」は、厚生労働省のe-ヘルスネットによれば「生活習慣病との相関は薄いため、メタボリックシンドロームの診断基準には採用されていません」とのことです。

マジかよ・・・。

c. 内臓脂肪レベル

一方で、「内臓脂肪型肥満を高血糖・脂質異常・高血圧などの上流に置き、内臓脂肪の蓄積を防ぐことが心臓病をはじめとする生活習慣病の予防につながる、と考えたのがメタボリックシンドロームの概念」(厚生労働省のe-ヘルスネット)とのことで、日々の管理項目としては単なる「体脂肪率」ではなく「内臓脂肪の程度」を把握すべきなようです。

私が普段使用しているタニタの体重体組成計だと、「内臓脂肪の蓄積の状態を内臓脂肪レベルとして表示」ということなので、これまでの「体脂肪率」ではなく「内臓脂肪レベル」で管理すべきなのでしょう。
(なお、タニタだけでなくオムロンも同様の「内臓脂肪レベル」という言葉を使用しています)

ただし、家庭用の体組成計の場合、「体脂肪率の数値」が内臓脂肪レベル、筋肉量、基礎代謝などを推定(計算?)するための「基礎数値の1つ」となっている模様なので、「体脂肪率」を正確に測定することは依然として重要だと考えています。

この点は別記事で改めてまとめるつもりです。

(2)実施項目

a. 筋トレ

【目的】基礎代謝の維持・向上、ボディラインの維持などなど
【手段】リングフィットアドベンチャー

b. 有酸素運動

【目的】足腰強化、心肺機能強化・維持、体脂肪管理
【手段】フィットボクシング、PIKMIN BLOOM(ウォーキング)

c. 体組成計での記録(基本は毎日)

【記録対象】体重、BMI、内臓脂肪レベル
【手段】家庭用の体組成計で毎日計測

ただし、医療機器ではないので日々の数値変動に一喜一憂しないこと(神経質になり過ぎない)。
これまで半年ごとに記事作成を兼ねて振り返っていたが、今後は月1回(月末をめど)で振り返り(記事作成)を実施。

d. 活動量計(アクティビティトラッカー)の活用

今月(2022年12月)から万歩計タイプ(タニタAM-161)と腕時計タイプ(Amazfit Band 5)使い始めたが、今のところどう活かすかは方針が定まっていない(課題)。

自分の日々の運動量や睡眠状況などが数値化・点数化されるのは面白くはあるものの、「体重・BMI・内臓脂肪レベル」と同等の管理項目とすべきかは未知数。

とりあえず利用は継続。

e. 健康診断は年1回必ず受診

会社員などであれば所属組織の健診を受けるでしょうから、あまり気にする必要はないかもしれません。

問題は自営業のケースだと思いますが、地方自治体によっては一定年齢以上の国保加入者に対して、個人負担額500円くらいで健診を実施しているところもあるので、そういう制度の利用も検討しましょう。

f. 参考:胃がん検診

私が今年受けた健診では、担当のお医者さんは「胃がんリスク検査として日本でよく実施されているバリウム検査はあまり成果が上がっていない」と仰っていました。

現在はピロリ菌の感染の有無の方が重要と考えられているとのことで、私は今年(2022年)初めてピロリ菌の検査を実施しました。

まずは血液検査(抗体の有無)をするのですが、そこで陰性であれば、現代では成人がピロリ菌に新たに感染することはまずないと考えられているため「一生に一度の検査で終わり」ということのようです。

2 眼

以下の検査項目が健診に含まれていればよいのですが、もし含まれていない場合は別途眼科で年1回は検査した方が良いと考えています。
(費用次第ではありますが)

私の2022年の健診では視力検査のみしか実施しなかったので、他の3つについては年明けに別途検査しようと考えています。

a. 視力検査

メガネ・コンタクトの場合は裸眼視力ではなく矯正視力が重要。

私は強度の近眼のためメガネが合っているかは定期的に確認した方が良いですし、一般論としても、視力低下の原因とされる病気として白内障が多いようなので、年に1回くらいは検査した方が良いでしょう。

b. 眼圧検査

眼圧が高い場合は緑内障の可能性があるとのことです。

c. 眼底検査

生活習慣病の診断に必要な網膜血管の状態の判定や、緑内障の発見に有効とのことです。

d. 老眼検査?

「老眼の検査」というものが存在するのかは不明です。

ただ、自分もいい年ですし、早い人は30代から老眼の症状が出始めるケースもあるようなので、できるのであれば年1回の定期チェックで自分の眼の状態は把握した方が良いんだろうなと。

3 耳

騒音職場に勤めている人は絶対に実施すべきですし、そうでなくともゲーマーでヘッドフォンやイヤホンをしてゲームを楽しんでいる人も多いと思います。

であれば、一般的な健診では実施されることが多い選別聴力検査(オージオメータという装置を用いて行う検査)くらいは年1回実施した方が良いでしょう。

片耳が難聴になっているのに気付くのが遅れたみたいなケースもあるでしょうしね。

4 歯

私は今年(2022年)初めて「歯の健康診断」を受けました。

自分が住んでいる市の「成人向け健康診断」の補助制度を利用したこともあり、健診費用自体は800円で済みました。

虫歯などの疾患は特になかったのですが、自分の歯磨きでは不十分なこと(磨き残しの歯垢をピンクに染めて視覚的にわかりやすく確認する検査)や、歯の表面が摩耗していること(現代人の食生活を考えると原因はほぼ睡眠中の歯ぎしりとのこと)などがわかったので、かなり良かったと考えています。

a. 歯周病対策

歯石の除去や着色汚れのクリーニング、歯磨き指導(歯ブラシだけでなく、フロスと歯間ブラシの使い方を含む)など。
なお、健診を受けた歯科医からは3か月に1回の定期検査を勧められているので要検討。

自分の健康への投資はなるべく惜しまないつもりですが、継続的に費用が発生するとなると結局は金額次第ですね。。。

b. エナメル質(歯の表面)の保護

摩耗防止のため睡眠時用のマウスピースを作成。

思ってたより薄くて異物感もそれほど大きくないので、今のところ睡眠の妨げにはなっていません。

ただ、マウスピースはあくまで歯を保護するためのもので、人によっては2週間程度で穴が開いたりすることもあるとのこと。

なので、本来的な対策は「歯ぎしりの原因(ストレスや生活習慣)の除去・改善」であって、生活習慣の見直しなども視野に入れる必要があるでしょう。

私は、当面はスマホアプリを使って睡眠中のいびきや歯ぎしりの録音・記録をしています。

c. 親知らずを抜く

私の個人的な状況ですが、下あごの親知らずがほぼ真横に生えている状態でして、「これを放置しておいても良いことは全くない」とのことでした。

ただ、街中にあるクリニックレベルの設備では抜歯することはできず、大きな病院の口腔外科に行かなければならないとのことだったので、紹介状をもらって年明けに別の病院に行く予定です。
(もしかしたら全身麻酔での手術が必要とのことで、そこそこ大事になるかもしれません)

5 睡眠

睡眠の「質」はなかなか捉えどころがなくて難しい問題です。

一応、上述の「歯の健康診断」で「睡眠中の歯ぎしりが原因で歯のエナメル質が摩耗している」とのことだったので、今は毎日スマホアプリで睡眠中の「いびき」と「歯ぎしり」の有無を録音しています。

ただ、録音しはじめてから3週間ほど経過しましたが、「いびき」も「歯ぎしり」も一回も記録されていないんですよね。
自分としては「歯ぎしり」の一番の原因は前職でのストレスと考えていますが、録音されない程度の「軽い歯ぎしり」という可能性もあるようです。

なので、マウスピースの摩耗状況とも併せて、しっかり時間をかけて現状把握に努めたいと思います。

あとは、快眠を得るためにこちらの厚生労働省のホームページを参考にしています。

なかなか「毎日快眠!」とは行きませんが、とりあえず晩飯を食べた後のコーヒー(カフェインの摂取)を止めたことで多少寝つきが良くなった気はします。

まあ、日常生活に支障が出るレベルの不眠症というわけでもないので、試行錯誤しながら「快眠」を追求していきたいと思います。

まとめ

ということで、今年(2022年)の健康診断で新たに判明した自分の体の状態も踏まえ、ゲーマーとして健康管理という観点で必要な検査・管理項目をピックアップしてみました。

わりと「一般的な健康診断」でカバーできる項目もあると思いますが、「歯」について検査している人は意外と少ないんじゃないでしょうか。

自分の体も含め将来がどうなるかというのは明確にはわかりませんが、それほどお金を掛けなくとも「悪い方向に行ってしまう可能性(確率)」を下げられるならやっておいて損はないでしょう。

この記事がゲーマー仲間の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

以上

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