ゼルダ|ゼルダシリーズ早見表


いつかゼルダシリーズを制覇したい。

そんな野望を抱いとき、必ずぶつかるであろう「そもそもゼルダシリーズっていくつあるんだ?昔のタイトルは『今』遊べるのか?」という疑問。

そんな疑問にお答えします。

G&W:GAME & WATCH
FC:ファミリーコンピュータ
FCD:ファミリーコンピュータ ディスクシステム
GB:ゲームボーイ
SFC:スーパーファミコン
N64:NINTENDO64
GBC:ゲームボーイカラー
GBA:ゲームボーイアドバンス
GC:ニンテンドーゲームキューブ
DS:ニンテンドーDS
3DS:ニンテンドー3DS
VC:バーチャルコンソール
NS:Nintendo Switch
NSO:Nintendo Switch Online
ミニFC:ニンテンドークラシックミニ・ファミリーコンピュータ
ミニSFC:ニンテンドークラシックミニ・スーパーファミコン
NS2:Nintendo Switch 2

図表

主要タイトル

はたして「ゼルダシリーズの主要タイトルとは?」というテーマだけでも盛大な議論になりそうですが、とりあえずここで言う「主要タイトル」とは次の計20タイトルとします。

  • 「HYRULE ENCYCLOPEDIA ゼルダの伝説 ハイラル百科」(NintendoDREAM編集部(2017)、徳間書店。以下「ハイラル百科」。)の「伝承と歴史」(6頁)において「時系図」を構成している17タイトル
  • ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド
  • ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム
  • ゼルダの伝説 知恵のかりもの

ゼルダの伝説 / The Legend of Zelda

FCD (1986.2.21)


リンクの冒険 / The Adventure of Link

FCD (1987.1.14)


ゼルダの伝説 神々のトライフォース / A Link to the Past

SFC (1991.11.21)


ゼルダの伝説 夢をみる島 / Link’s Awakening

GB (1993.6.6)


ゼルダの伝説 時のオカリナ / Ocarina of Time

N64 (1998.11.21)


ゼルダの伝説 ムジュラの仮面 / Majora’s Mask

N64 (2000.4.27)


ゼルダの伝説 ふしぎの木の実 大地の章・時空の章 / Oracle of Ages/Seasons

GBC (2001.2.27)


ゼルダの伝説 風のタクト / The Wind Waker

GC (2002.12.13)


ゼルダの伝説 神々のトライフォース&4つの剣 / A Link to the Past & Four Swords ※10

GBA (2003.3.14)


10

ゼルダの伝説 4つの剣+ / Four Swords Adventures

GC (2004.3.18)


11

ゼルダの伝説 ふしぎのぼうし / The Minish Cap

オリジナル : GBA (2004.11.4)


12

ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス / Twilight Princess ※12

GC, Wii (2006.12.2)


13

ゼルダの伝説 夢幻の砂時計 / Phantom Hourglass

DS (2007.6.23)


14

ゼルダの伝説 大地の汽笛 / Spirit Tracks

DS (2009.12.23)


15

ゼルダの伝説 スカイウォードソード / Skyward Sword

Wii (2011.11.23)


16

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2 / A Link Between Worlds

3DS (2013.12.26)


17

ゼルダの伝説 トライフォース3銃士 / Tri Force Heroes

3DS (2015.10.22)


18

ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド / Breath of the Wild

WiiU, NS (2017.3.3)


19

ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム / Tears of the Kingdom

NS (2023.5.12)


20

ゼルダの伝説 知恵のかりもの / Echoes of Wisdom

NS (2024.9.26)

派生タイトル

この「派生タイトル」についても、「『関連タイトル』(作中に何かしらゼルダ要素が登場するなど)や『クロスオーバータイトル』(正式なコラボコンテンツなど)と何が違うのか?」と真剣に考え始めるとわけがわからなくなります。

とりあず、ここでの「派生タイトル」とは、ゼルダの世界観なり登場人物がメインの作品で『ハイラル百科の時系図』を構成していない作品、またはその他(非売品などの特殊ケースなど)というくらいにしておきます。

まあ、「ゼルダ分類学」を追究したいわけではないので、あくまで目安程度です。

派生タイトル一覧表

G&W (1989.8)


LINK: THE FACES OF EVIL ※3

CD-i (1993.10.10)


ZELDA: THE WAND OF GAMELON ※3

CD-i (1993.10.10)


ZELDA’S ADVENTURE ※3

CD-i (1994.6.5)


BSゼルダの伝説

サテラビュー (1995.8) ※4


BSゼルダの伝説 古代の石板

サテラビュー (1997.4) ※4


ゼルダコレクション ※5

GC (2004.3.18)


もぎたてチンクルのばら色ルッピーランド ※6

DS (2006.9.2)


チンクルのバルーンファイトDS ※7

DS (2007.4.12)


10

リンクのボウガントレーニング ※8

Wii (2008.5.1)



12

いろづきチンクルの恋のバルーントリップ ※6

DS (2009.8.6)


13

ゼルダ無双

WiiU (2014.8.14)


14

ゼルダ無双 ハイラルオールスターズ

3DS (2016.1.21)



16

ゼルダ無双 ハイラルオールスターズDX

NS (2018.3.22)


17

ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説

NS (2019.6.14)


18

ゼルダ無双 厄災の黙示録

NS (2020.11.20)


19

バーミン(VERMIN)※10

G&W (2021.11.12)

読解

優先順位の検討

さて全体像の現状把握をしたところで、次に「今」確保に動くべきタイトルは何か?という観点で優先順位を検討したいと思います。

なお、「すでに所有しているタイトル」は個人個人で当然違うと思うので、「ゼルダシリーズをまだ1つも持っていないとしたら」という仮定での検討になります。

何はともあれ、まずは主要タイトルを押さえるべきでしょう。

> 第1位

4つの剣+(GC)(以下「4剣+」)

現時点で「4剣+」の移植・復刻版はないので、今「4剣+」を遊ぶためには「GC実機」と「4剣+パッケージ現物」を確保するしかありません。


> 第2位

以下の6タイトルは、「コンソール実機(3DSとWiiU)」かつ「ソフト現物(移植・リメイク版含む)」以外で遊ぶことがほぼ不可能ですが、コンソール実機もソフト現物も比較的新しく、相対的に入手難易度は下がるため2位と考えています。

  • 風のタクト
  • トワイライトプリンセス
  • 夢幻の砂時計
  • 大地の汽笛
  • 神々のトライフォース2
  • トライフォース3銃士

> 第3位

以下の13タイトルは、現役ハードである「Nintendo Switch」を入手し、かつ「Nintendo Switch Online(+追加パック)」というサブスクリプションサービスに加入すればオリジナル版なり移植版・リメイク版なりを遊べます。

  • ゼルダの伝説
  • リンクの冒険
  • 神々のトライフォース
  • 夢をみる島(DX/NSフルリメイク版)
  • 時のオカリナ
  • ムジュラの仮面
  • ふしぎの木の実 大地の章・時空の章
  • 神々のトライフォース&4つの剣
  • ふしぎのぼうし
  • スカイウォードソード
  • ブレス オブ ザ ワイルド
  • ティアーズ オブ ザ キングダム
  • 知恵のかりもの

2024年6月19日から 神々のトライフォース&4つの剣(無印4剣) が「Nintendo Switch Online+追加パック」で配信開始となりました。

無印4剣は2~4人プレイ専用のため、ローカル通信かオンラインモードが必須と思われます。
そのため、Nintendo Switchを2台以上用意し、かつそのすべてが「Nintendo Switch Online+追加パック」に加入していることが必要です。

なので、ぼっちには相変わらずハードルが高いかもしれません。

ちなみに、ぼっちの私は、かつては以下のように遊んでいました。

かつて無印4剣を遊ぶために必要だったこと(供養のため掲載)

神々のトライフォース&4つの剣(以下「無印4剣」)

そもそも1人では遊べない「無印4剣」を遊ぶためには、ハードもソフトも2つ以上そろえ、かつ、ハード相互の通信接続も構築する必要があり、ゼルダシリーズの中では一番ハードルが高くなっていました。

加えて、「無印4剣」の移植・復刻版は、2024年6月18日のNSO版配信前までは、2011年9月28日から2012年2月20日までの期間限定でニンテンドーDSiウェア(ダウンロード専用ソフト)として配信された「ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション」しかないうえ、移植・復刻版の「カートリッジ」や「パッケージ」という現物が存在しません

そうすると、約20年前のゲーム機であるGBA2台以上と、同じく20年前の『無印4剣』パッケージ現物2つ以上を揃えなきゃならんのか?とうことになり、なかなか悩ましい状況でした。

ということで、私が過去に検討・採用した手段は以下の通りでした。

  • まず、「ゼルダの伝説 4つの剣 25周年記念エディション」をダウンロード済みのDS/3DS実機を入手する という手段が考えられます。
    しかし、そのような特殊な実機の入手は難易度が上がるのと、仮に入手できても「自分のアカウント(ID)で管理できない他人のDS/3DS」の状態を維持することになるので、管理が難しいというか、好ましい状態だとは思えません。
    例えば、自分が管理できない「他人のID」が何らかの理由で失効したら遊べなくなるなど、「他人のモノ」を保管しているのと大して変わらないと思います。
  • そこで、「何とかうまい手はないものか?」と色々調べた結果、私は「GC実機+ゲームボーイプレーヤー※1台」+「ゲームボーイアドバンス1台(リンクケーブル含む)」+「『無印4剣』パッケージ現物2つ」を用意することにしました。
    ゲームボーイプレーヤー:2003年3月21日発売。GC専用周辺機器の1つで、GCに取り付けることにより、GBA専用ソフト、GB、GBCカラー対応/専用ソフトをテレビ画面等に出力して楽しむことができる機器。
    今回調べるまで「ゲームボーイプレーヤー」がGCの周辺機器として存在していることを知りませんでした。
    しかし、GC自体は、下記の「4剣+」だけでなく、「ゼルダコレクション」や「時のオカリナGC」といった珍しいソフトを遊ぶために必要な意外と重要なハードになります。
    さらに、GCに「ゲームボーイプレーヤー」を取り付けることでGB/GBAソフトをテレビやモニターに映して遊べるようになることも考えると、ゲームボーイアドバンスを複数用意するよりも GC+ゲームボーイプレーヤー の方が遊べるゲームの選択肢が増えると考えました。

派生タイトルになると、もう完全に好みの世界というか「ゼルダファンとしてのプライド・熱意・心をくすぐられるかどうか」だと思うので、優先順位をつける意味はあまりないかもしれません。

ただ、次の3作品はソフト現物が存在しないため、「(2023年3月28日以降の)現時点では入手がほぼ不可能もしくは極めて困難」となっています。


オランダのPhilips社が任天堂の許諾を得て製作したとされる以下の3つのタイトルで、CD-i(コンパクトディスクインタラクティブ)という規格・ハード向けのソフト(日本未発売)です。

  • LINK: THE FACES OF EVIL (1993)
  • ZELDA: THE WAND OF GAMELON (1993)
  • ZELDA’S ADVENTURE (1994)

私自身、今回調べてみて初めてその存在を知った程度で、詳しいことは不明と言わざるを得ません。
なにせ古すぎるのか、公式資料らしきものが全く見当たらないんですよね(任天堂HPでもPhilips社HPでも)。

海外のサイトなどでは下記のストーリーが有力視されているようです。

  • 1990~1991年頃、当初、任天堂とソニーはスーファミ用外付けCD-ROMドライブ(いわゆる「幻のプレイステーション」)を開発していたが、任天堂が、ソニーとの契約に反して、ソニーのライバルであったPhilips社とスーファミ用CDデバイスの共同開発を進めることにした。
  • その後、任天堂とPhilips社との共同開発も中止となり、スーファミ用外付けCDデバイスの開発は最終的に失敗に終わったが、この共同開発中止の後処理(和解?)の結果として、任天堂がPhilips社に対し、任天堂の複数(5つ)のゲームキャラクターについて、Philips社が自身のコンソール機で使用するためのライセンスを供与した。

この話の前半は、日本国内でも「プレイステーション開発」にまつわるエピソードとして、主にソニー側のプレステ関係者から明かされているエピソードと一致しますし、それなりに信憑性があります。
【参考ページ】Nintendo, Philips Join In Games On CD (May 31, 1991 / The Seattle Times)

一方で、後半は「CD-iゼルダの開発者」とされる人物へのインタビュー内容をベースとするようです。
【参考ページ】An interview with the creator of the CD-i Zelda games (Mar 28, 2013 / zeldauniverse.net)

「任天堂がライセンスを認めつつも、『ゼルダシリーズ作品』として全く認めていない(無視している)かのような態度」を説明する話として「ありそうだな」とは思います。

しかし、その「開発者」が当時の両社の「経営判断」にどこまで関与していたのか不明なため、個人的には「真偽は不明」と言わざるを得ないと思います。

当時の真相がどうであれ、おそらく今なら「ゼルダのライセンス(!)」を任天堂がそう易々(やすやす)と認めるとも思えませんし、「CD-iゼルダ」は任天堂がまだ海外ビジネスに不慣れだったがゆえの「あだ花」なのかもしれません。

ゲーム内容については、ネット上ではどちらかというと「ネタ扱い」されている感じ(出来はイマイチ?)です。

ただ、「Philips社が任天堂から正式なライセンス供与(権利許諾)を受けて開発・販売」したのであれば、れっきとした「ゼルダシリーズ作品」ではありますし、ゲーム史の一部としての価値はあると思うので、事実関係を整理・明確にしたうえで、博物館などの第三者機関でもしっかり保存されると良いなと思います。

まとめ

改めて整理・検討してみると、「ゼルダシリーズの主要タイトルって思った以上に移植や復刻されていたんだなあ」と感じました。

任天堂の「ゼルダ」に対する誇りやブランド維持への情熱を感じます。

主要タイトルの中にはまだ移植やリメイクされていない作品もありますが、任天堂にこれだけの熱意があるなら、一時的に遊べるコンソールが無くなることがあっても、何らかの形で移植や復刻をしてくれるんじゃないかという期待が持てます。

とはいえ、それは何も確約されたことではありませんし、時間的にも経済的にも手の届く範囲内で「遊べるうちに遊んでおく」(自分の経験・体験にしておく)というのも重要でしょう。

本記事がご参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

以上

参考記事

本記事はゼルダシリーズ主要タイトルの出荷本数をランキング形式でまとめたものです。

ゼルダシリーズの記事を作成したり、収集した情報を整理・考察したりする際に、シリーズ主要タイトルの発売時期とそれらに関連する出来事を時系列で把握したいと感じることが多いので、年表の形でまとめました。

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