マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス

配信開始:2016年3月17日(2023年3月28日で配信終了予定) © Nintendo © Jupiter

1 はじめに

2023年3月28日9:00にニンテンドー3DSシリーズおよびWii Uの「ニンテンドーeショップ」サービス終了が予告されています。
そのため、過去に何らかの事情でパッケージ版が販売されなかったソフトや、その時々のキャンペーンなどで配布されるダウンロード専用ソフトなど、「サービス終了前にダウンロードしておかないと遊べなくなるタイトル」がいくつかあります。
私自身は、ゼルダシリーズを中心に、「緊急性が高い」と判断したタイトルから確保に動いているところで、ゲーム内容についても確保できたタイトルから記録としてブログ記事に残して行きたいと思っています。
今回取り上げるのは、2016年3月17日に配信が開始されたマイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセスです。

2 概要

タイトルマイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス
配信日2016年3月17日
コンソールニンテンドー3DS
※ニンテンドー3DS専用のオリジナルダウンロードソフト。カートリッジ版は存在しないため、2023年3月28日9:00以降、入手が不可能もしくは極めて困難になると想定される。
移植・復刻状況なし

3 遊ぶ方法

(1)必要アイテム

ニンテンドーアカウントを作成すると無料で利用できる会員サービス「マイニンテンドー」において、メインサービスの1つである「ポイントプログラム」の「ギフト」として入手できます。
「ポイントプログラム」自体は、任天堂のホームページ閲覧や任天堂アプリ・ゲームの利用を促すための販促活動の一環という感じです。
「マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス」のダウンロードページ
上記のダウンロードページにあるように、プラチナポイント1,000との交換で「ダウンロード番号」を入手し、3DSの「ニンテンドーeショップ」からダウンロードします。

また、上記「概要」にも記載したとおり、本ソフトは「ニンテンドー3DSのダウンロード専用ソフト」なので、ニンテンドー3DS実機も当然必要になります。
「マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス」のためだけに「ニンテンドー3DS」の実機を確保するという人は少ないでしょうが、2004年12月の「初代DS」の登場以来、「ニンテンドーDS」シリーズが携帯ゲーム機の王者として長らく世界中で愛されてきたことを考えれば、「子供の頃の思い出が詰まりまくったゲーム機」という人も多いのではと思います。
「二度と遊べなくなったら、ちょっと寂しいな~」という人は、早めに状態の良い「ニンテンドーDSシリーズ実機」を入手しておくことをおススメします。

(2)プラチナポイントの獲得

ソフト購入で獲得できる「ゴールドポイント」と異なり、「プラチナポイント」の獲得は実際にお金を使う必要はありません。
一方で、「プラチナポイント」の獲得には、任天堂の携帯ゲームアプリで特定のコンテンツをクリアしたり、任天堂ホームページ等の定期訪問やサービスの利用設定が必要になるので、短期間で多くのポイントを獲得するのは結構大変です。
サービス終了時期(2023年3月下旬)が近付いてからだと手遅れになる可能性があるので、気になる方は早めにプラチナポイント収集とダウンロードを急いだ方が良いかと思います。

4 楽しみ方

(1)ゲーム内容

縦と横の数字をヒントにマスを埋めていき、隠されたイラスト(ドット絵)を完成させる「ピクロス」。
ゲームボーイの「マリオのピクロス」(1995年3月14日発売)以来、何だかんだ「定番のパズルゲーム」という感じで長年親しまれていますよね。
本作は、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」の世界観をベースとして、その登場キャラクターやアイテムをイラストの題材にしています。

上記画像は実際のゲーム画面。ミス(埋めるべきではないマスを埋めた場合。お手付き。)するとタイムが加算される方式。

上記画像は45問目の「ハイラル城」をクリアしたところ。一定時間内でのクリア報酬として「色付きのドット絵」がアンロックされる仕組みとなっている。なお、ゲーム内でのガイド役は「ミドナ」。

収録されている題材は45問あり、「ピクロス」と「メガピクロス」の2つのモード(ヒントの形式が異なる)で遊べます。
また、もう一つ「ミクロス」というモードで1問題材が用意されています。
「ミクロス」は、10×10マスの小さいピクロス(計64個)をすべて解くと、最終的に80×80マスという大きな1つのイラストが完成する、という内容です。
全問クリアするとタイトル画面で各モードでの合計クリアタイムが表示されるようになり、クリア後の遊び方としては「最速クリアタイムの更新」ということになります。
「裏ゼルダ」的な隠し要素といったコンテンツは存在しないようです。

上記画像はクリア時のメッセージ。

(2)株式会社ジュピターについて

ということで、販促用の無料ゲームである本作のレビュー/ゲーム紹介としては概ね上記の通りなのですが、それだけで終わるのはもったいない。
というのも、本作のオープニング画面(本記事のサムネイル画像)でもしっかりと著作権表示(クレジット)されている「© Jupiter」こと「株式会社ジュピター」
この会社の「自社タイトル」や「受託開発タイトル」を見て頂けるとわかると思うのですが、結構なビッグタイトルの開発に携わっておられる開発会社さんです。

前記の「マリオのピクロス」の開発・リリースの経緯についても、INSIDEさんに掲載されている中山社長のインタビュー記事は面白いと思いました。
(INSIDE 2011年10月23日付「『ピクロス』にマリオが登場したワケ、ジュピター中山社長に訊く ― ジュピター訪問記(1)」)
中山社長が独立前から任天堂(しかも宮本さん)と付き合いがあった(人脈やコネも大事)とか、「企画として『ピクロス』が採用された際にエイプ(「MOTHER」の開発会社)を紹介された」など、「当時の任天堂とインディデベロッパーの様子」を伺わせるエピソードとしては貴重だと思います。
私も、今なら「任天堂の裏や縁の下でゲーム開発を支えている人たちもいる」というのは想像はつきますが、子どもの頃はそんなこと気にしてなかったですからねえ。
ジュピターの「受託開発タイトル」の中にはピクロス関係だけではなく、ポケモン派生タイトルや「キングダムハーツ チェインオブメモリーズ」といった過去のミリオンタイトルも掲載されています。
また、最近のソフトとしては「Fit Boxing」と「Fit Boxing 2」も挙がっていますね。
こちらは私自身の健康維持のため、今でも日々お世話になっています。

ゲームで10㎏ダイエットしてみた 続・ゲームで10kgダイエットしてみた

普段その名前を意識することは多くないと思いますが、「ゲームの楽しみ」を縁の下で力強く支えている会社さんということで取り上げてみました。

5 まとめ

「マイニンテンドーピクロス ゼルダの伝説トワイライトプリンセス」は、いわゆる「販促用の無料配布ソフト」ですが、「ゼルダ」の世界観をベースにしているだけでなく、「任天堂ゲームの歴史」や複数の「ミリオンセラータイトル」にも関連する背景を持ったソフトだと思います。
入手に多少の手間は掛かりますが、3DSの「ニンテンドーeショップ」サービスの終了前に、入手を検討する価値はあるのではないでしょうか。
本記事がゼルダファンやニンテンドーファンの方の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。

以上

ゼルダシリーズ早見表

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