1 はじめに
2019年に、WHO(世界保健機関)がICD(International Statistical Classification of Diseases and Related Health Problems、疾病及び関連保健問題の国際統計分類)の第11回改訂案(通称”ICD-11”)を公表した際に、” Gaming disorder”(ゲーム障害)という新たな「疾病」を追加したことをきっかけとして、当時、ビデオゲームの「怖さ」などネガティブな側面を強調する記事や意見を多く目にしたのを覚えています。
ただ、実際は2019年の時点では「ゲーム障害」に関する確立された診断手法や基準はなかったようで、また、そもそもICD-11の発効も2022年からのため各国で「ゲーム障害」の統計データの蓄積が始まったのも「つい最近」、というのが実情のようです。
その後、2020年末からのコロナ禍の発生に伴い、世界中で人々の外出が強制的に制限され、あるいは人々が自ら生活・行動様式を変化させたことにより、屋内で一人でも多人数でも楽しめるビデオゲームのメリットが見直され、ビデオゲームに肯定的な記事や意見が増えたように感じます。
このような「流行り廃り」「揺り戻し」といった現象は、その時々の情勢の中で、ビデオゲームを叩いたり持ち上げたりすることで「得をする人」がいる以上、特に珍しいことではないのでしょう。
ただ、私個人としては「精神的にツラいときにゲームに救われた」とか「ゲームで10kgダイエットに成功した」といったポジティブな経験が多いので、ビデオゲームは「心身の健康増進」に役に立つと考えています。
そこで、「ゲームで心身を整える」という観点で記事をピックアップしました。
2 ゲームで心を整える
小さい頃に食い入るように画面に見入って、時間があっという間に溶けて無くなるあの感覚。
自分が子供の頃にそんな感覚に陥った映像作品は「ルパン三世 カリオストロの城」「天空の城 ラピュタ」「スターウォーズ(エピソード4~6)」などで、ゲームだとやっぱり「ドラクエ」「FF」シリーズが真っ先に頭に浮かびます。
成長するにつれて、部活、アルバイト、仕事などに追われるようになり、大人になった「今」は、「時間を忘れて夢中になる『あの感覚』を味わうことは、もうないんだろうな」と思っていました。
しかし、「ゼルダBotW」はそんな思いを余裕で飛び越えて行き、久々に「我を忘れてのめり込む」感覚を味わえました。
中国赴任中で仕事がハードだった時期でもあったので、精神的に救われたことをよく覚えています。
また、ストーリーが秀逸で、没入感が大きかったのは「FF14 漆黒のヴィランズ/パッチ5.0~5.3」と「FF14 暁月のフィナーレ/パッチ6.0」です。
10年続いているMMORPGなので、最新ストーリーまで追いつくのは結構時間がかかるのですが、是非おススメしたいゲームです。
3 ゲームで身体を整える
ゲームでダイエットしたり、身体的な健康管理に役立てている経験も随時記事にしています。
メシも旨いし健康的に日々を過ごせていると感じます。
以上